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泳ぐ姿がちょっと不気味。でも気になっちゃう!アクアマリンふくしまの「親潮アイスボックス」コーナーで、貴重な深海生物の展示をスタートしました

ふくしまニュースWeb

2021.07.25(日) 12:00

【左】ヒロメオキソコエビ(白色個体) 【右】ウオノシラミ属の一種

いわき市のアクアマリンふくしまでは、「親潮アイスボックス」コーナーにて、貴重な深海生物の展示をスタートしました。

深海生物の「ヒロメオキソコエビ(白色個体)」「ウオノシラミ属の一種」は、ともにアクアマリンふくしまでは初めての展示です。深海の甲殻類「オオグソクムシ」に次ぐアイドル候補となるかも!?

どちらも飼育の難しい生き物です。お早めにご覧ください。


■展示場所
アクアマリンふくしま本館2階「親潮アイスボックス」
(福島県いわき市小名浜辰巳町50)


■展示生物
【ヒロメオキソコエビ】
フトヒゲソコエビ上科オキソコエビ属 学名 Eurthenes aequilatus 全⻑約4cm
ヒロメオキソコエビは、深海に生息するヨコエビの仲間です。本種は、2017年に北海道知床沖で採集されMarine Biodiversityに新種として公表されましたが、それ以降採集等の報告例がありません。オキソコエビの仲間は、深海潜水艇の映像で餌に群がる様子が紹介されることの多い種類ですが、生態的な情報はほとんどわかっていません。
今回の展示個体は、2021年6月26日、北海道羅⾅沖水深800-1200mの刺し網漁によって採集されました。この種の仲間は、色彩のバリエーションが多い種がいることが知られており、本種もこれまでに北海道羅⾅沖で体色が紫、白の2色が確認されています。アクアマリンふくしまでは今年紫色の個体を展示していますが、白色個体は今回が初展示で、世界でも生きている姿が⾒られるのはアクアマリンふくしまだけです。

《前回の展示の様子》
紫色個体展示期間
2021年5月27日初展示個体 展示日数:39日
2021年6月25日展示個体 展示日数:12日
カイメンの中や隙間で休むような⾏動が観察されました。
この種の仲間は形態での分類が非常に難しいため、現在遺伝子解析中です。


【ウオノシラミ属の一種】
グソクムシ科ウオノシラミ属 学名 Rocinela sp. 全⻑約3cm
ウオノシラミ属は、アイドル的人気を誇るオオグソクムシと同じウオノエ上科の深海の甲殻類です。オオグソクムシは死んだ魚などを食べますが、ウオノシラミの仲間は魚につき体液を吸う寄生虫です。また、本属は、世界から40種以上知られ、このうち日本近海から7種の報告があり、現在、詳細な種を同定中です。今回の個体は、北海道羅⾅沖水深800-1200m、刺し網漁によって採集されました。網に絡まり採集されたため、寄生されていた魚種は不明です。当館では初めての展示です。


■お問い合わせ
アクアマリンふくしま(公益財団法人ふくしま海洋科学館)
〒971-8101 福島県いわき市小名浜辰巳町50
TEL 0246-73-2525(受付時間 9:00~17:30)
公式サイト  https://www.aquamarine.or.jp/


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