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> ニュース一覧 > アクアマリンふくしまが、深海の妖怪合唱団「オオグチボヤ」の産卵~ふ化の貴重映像を公式HPで公開!北海道から搬入されたオオグチボヤの展示もスタート(ふくしまニュースWeb )- 2021.08.09(月) 07:30

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アクアマリンふくしまが、深海の妖怪合唱団「オオグチボヤ」の産卵~ふ化の貴重映像を公式HPで公開!北海道から搬入されたオオグチボヤの展示もスタート

ふくしまニュースWeb

2021.08.09(月) 07:30

展示中のオオグチボヤ

(左)受精卵 (右)遊泳幼⽣

アクアマリンふくしまではオオグチボヤのふ化〜遊泳の様⼦を撮影した動画について、公式HP(https://www.aquamarine.or.jp/ )で公開を始めました!日本に⽣息しているオオグチボヤの産卵からふ化の報告は初めてです。2021年6月24⽇に北海道羅⾅から搬入されたオオグチボヤの親個体も展示中(臨時休館期間2021年8月7日~9月30日)です。


■オオグチボヤについて
オオグチボヤは、英名で「Predatory tunicate(肉食性のホヤ)」と呼ばれ、海外でも有名な深海生物の一つです。水深300-1000mの海底の岩盤や沈木に付着して生活しているホヤのなかまで、流れに向かって大きく口(入水孔)をあけ、餌を捕らえます。富山県など日本海側の一部で分布が確認されていますが、生きて採集されることは非常に稀です。


《オオグチボヤの産卵とふ化について》
このたび北海道羅臼町にて700-1000mのキチジ刺し網漁で採集されたオオグチボヤ30個体(体長10-15cm、2021年6月24日搬入)について水槽内にて数度にわたり卵を確認したため育成を行ったところ、約1週間でふ化し、遊泳幼生を確認することができました。この際撮影された産卵からふ化の様⼦を動画にまとめ、公式HPで一般に公開を始めました(https://www.aquamarine.or.jp/new-animals/predatorytunicate20210730/)
また現在、成体のオオグチボヤについてもアクアマリンふくしま2 階親潮アイスボックスで展示中です。

米国のモントレー湾水族館において産卵とふ化の報告はありますが、日本で採集されたオオグチボヤの産卵生態についての報告はありません。卵径についても違いがあり(モントレー湾の卵は0.19mm以下で、羅臼産の卵は0.3mm)、今後も謎の多いオオグチボヤの繁殖生態について飼育研究を継続したいと思います。


■オオグチボヤの展示について
【オオグチボヤ】
オオグチボヤ科オオグチボヤ属
学名 Megalodicopia hians  英名 Predatory tunicate

展示場所 アクアマリンふくしま本館2階「親潮アイスボックス」

※アクアマリンふくしまは、いわき市で新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、2021年8月7日(土)~9月30日(火)の期間、臨時休館とすることとなりました。状況により期間は変更となることがあります。


■お問い合わせ
アクアマリンふくしま(公益財団法人ふくしま海洋科学館)
〒971-8101 福島県いわき市小名浜辰巳町50
TEL 0246-73-2525(受付時間 9:00~17:30)
公式サイト  https://www.aquamarine.or.jp/


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